製造業のMVV事例(5社)
製造業の主要企業がどのようなミッション・ビジョン・バリューを掲げ、事業活動に落とし込んでいるかを分析します。ものづくりの先にある社会的価値を示すMVVの特徴と策定のポイントを解説。
製造業のMVV傾向
製造業のMVVは、技術力やものづくりの精神を基盤としつつ、その先にある社会的価値を掲げる傾向があります。「ソーシャルニーズの創造」(オムロン)や「豊かな共生世界の実現」(花王)のように、製品そのものではなく、製品を通じて実現する社会的インパクトを重視した表現が特徴的です。製造業では長期的なR&D投資が不可欠であり、MVVがその投資判断の軸として機能しています。
製造業のMVV掲載企業(5社)
当サイトで分析した製造業企業のMVV一覧です。各企業名をクリックすると詳細分析ページをご覧いただけます。
データベース:製造業の上場企業5社のIR/ESGレポートを分析中
掲載企業:5社(随時追加)
抽出ファクト:71,314件
更新頻度:月次更新
企業事例
製造業の代表的な企業のMVVと、理念に基づく具体的な取り組みを紹介します。
本田技研工業
MVV・理念体系
価値創造プロセスにおけるTRANSCENDの理念
時間や空間の制約から人を解放
価値創造プロセスにおけるDREAMSの理念
一人ひとりの夢の力を原動力に
Hondaの企業活動の根底にある共通の価値観
Hondaフィロソフィー
Hondaの健康経営におけるトップメッセージ
強い個人のベースは健康であることにあり、一人ひとりが健康保持増進にチャレンジであれ
健康経営の目標
企業価値×働く喜びの最大化
関連する開示データ
トヨタ自動車
MVV・理念体系
トヨタフィロソフィーのビジョン
可動性(モビリティ)を社会の可能性に変える
花王
MVV・理念体系
花王の企業理念「The Kao Way」
The Kao Way
企業理念「The Kao Way」
「正しい道を歩む」
花王グループの使命
豊かな共生世界の実現
花王の「K27」ビジョン
未来のいのちを守る
企業のミッション(日本語)
サイエンスで重要な社会課題に挑む
関連する開示データ
パナソニックホールディングス
MVV・理念体系
人権尊重に関する企業理念
企業は社会の公器である
パナソニックグループの経営理念
社会生活の改善と向上を図り、世界文化の進展に寄与すること
パナソニックグループの目指す理想の社会
物と心が共に豊かな理想の社会
くらし事業のビジョンステートメント
長期的視点で変革を積み重ね、持続的成長を実現
オートモーティブ事業のビジョン「移ごこちデザイン」
世界一の「移ごこちデザイン」カンパニーへ
関連する開示データ
コネクト事業の成長戦略
サプライチェーンマネジメント事業への集中投資で競争力を高め、お客様の経営課題解決に貢献します。航空機内エンターテインメントシステムはコロナ影響から回復し、高収益フェーズへ移行します。
キーエンス
MVV・理念体系
事業目的
ものづくりの現場で起きているさまざまな課題を、商品を通じて解決すること
新製品における革新性
約70%が世界初・業界初の製品
働きがいのある職場の実現に向けたビジョン
高い付加価値を生み出すのは人材です。人間性を尊重する職場づくりにも力を入れ、主体性を持って仕事に取り組める環境を整えています。
企業理念と追求する価値
「会社を永続させる」「最小の資本と人で最大の付加価値を上げる」という考えのもと、「付加価値の創造」と「事業効率」を追求
関連する開示データ
製造業のMVV策定ポイント
- 技術力と社会課題の接点を明確に示すことで、R&D投資の方向性を定められます。
- サプライチェーン全体を視野に入れたMVVが、ESG対応力を高めます。
- 現場の従業員が日常業務と理念のつながりを実感できる具体性が重要です。
- 製品の機能ではなく、製品が生み出す社会的価値に焦点を当てることで、事業ドメインの拡張が容易になります。
MVVの基礎についてはMVVとは?で詳しく解説しています。
他の業界のMVV事例
よくある質問
- 製造業のMVVにはどのような特徴がありますか?
- 製造業のMVVは、技術力やものづくりの精神を基盤としつつ、その先にある社会的価値(安全・環境・生活の質向上)を掲げる傾向があります。「ソーシャルニーズの創造」(オムロン)のように、技術と社会課題の接点を示す表現が特徴的です。
- 製造業でMVVを策定する際のポイントは?
- 製造業では、自社の技術的強みと社会課題の接点を明確にすることが重要です。製品そのものではなく、製品を通じて実現する価値や解決する課題に焦点を当てたMVVが、長期的な事業戦略の指針として機能します。
- 製造業のMVVと経営戦略はどう連動していますか?
- 優れた製造業のMVVは、R&D投資の方向性や新規事業の選定基準として機能しています。例えば、環境負荷低減をMVVに掲げる企業は、それを判断軸として脱炭素技術への投資を加速させています。