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グローバル企業のMVV戦略10社)

海外展開する日本企業がどのようなMVV戦略を採用しているかを分析。グローバルに通用する理念の特徴と、ローカライゼーションのバランスを解説します。

グローバルMVV戦略とは

グローバルMVV戦略
海外展開する企業が、文化や言語を超えて共感される普遍的な価値をMVVに据えつつ、各地域での実践に柔軟性を持たせるアプローチです。グローバルに統一された理念とローカルな実行を両立させます。

海外展開する日本企業は、MVVにグローバルな視点を取り入れる傾向が加速しています。「世界」「グローバル」「国際」といったキーワードを含むMVVを持つ企業は、事業展開の地理的広がりだけでなく、多様な文化への対応力や普遍的な価値の追求を理念レベルで表明しています。英語表現を併記する企業も増加中です。

データベース:日本の上場企業23社以上のIR/ESGレポートを分析中

掲載企業:23社(随時追加)

抽出ファクト:70,816

更新頻度:月次更新

該当企業一覧

グローバルMVV戦略に該当する企業(10社)

MVVに関連キーワードを含む企業をデータベースから自動抽出しています。全23社中10社が該当します。

企業事例の深掘り

グローバルMVV戦略を実践する代表的な企業の事例を、MVVと関連する開示データから分析します。

パナソニックホールディングス

MVV・理念体系

人権尊重に関する企業理念

企業は社会の公器である

パナソニックグループの経営理念

社会生活の改善と向上を図り、世界文化の進展に寄与すること

パナソニックグループの目指す理想の社会

物と心が共に豊かな理想の社会

関連する開示データ

human_capital

経営チームの多様性比率(2025年4月時点)

7.9%

パナソニックホールディングスの詳細分析を見る

明治ホールディングス

MVV・理念体系

明治グループの目指す方向性

「らしい健康価値」を提供し、新たな市場を創出することで持続的な成長を目指しています。

明治グループの目指す方向性

社会や環境に配慮しながら ならではの競争優位性を築き、健康に貢献する多様な製品や有益な情報を提供することで、企業価値をさらに向上させていく

明治グループの使命

「おいしさ・楽しさ」の世界を拡げ、「健康・安心」への期待に応えてゆくこと。

明治グループの使命

「おいしさ・楽しさ」の世界を拡げ、「健康・安心」への期待に応えていくこと

関連する開示データ

戦略

国内コア事業で稼いだ資金の充当先

食品の海外事業や事業、医薬品の研究開発など将来の成長に向けて積極的に充当

戦略

食品事業における成長戦略

国内マーケットだけでは大きな成長は望めず、海外事業のいっそうの拡大が必須。

財務

海外事業の売上高(2025年度計画)

732億円

明治ホールディングスの詳細分析を見る

ソニーグループ

MVV・理念体系

プレイステーション®の事業のありたい姿。

最高の遊び場であり続ける

人材理念(人事戦略のフレームワーク)

個を求む・個を伸ばす・個を活かす

事業の進化と新たな価値創造に必要な考え方

多様な価値観を大切にして人々の心を豊かにすること、誰もが安心して暮らせる社会に貢献すること、そして、地球環境を守っていくこと

R&Dミッション

我々の文明を進歩させ、この惑星を持続可能にする

関連する開示データ

human_capital

属性の多様性の観点(外国籍役員比率)

年々高まっている

ガバナンス

ソニーのマテリアリティ

多様性

human_capital

ソニーの事業発展と成長の基盤となる価値観。

新しいことへの飽くなき挑戦心と多様性を重んじる価値観が、ソニーにおける事業の発展や成長の基盤である。

ソニーグループの詳細分析を見る

ファーストリテイリング

MVV・理念体系

ファーストリテイリンググループの企業理念

「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」

商売の原点

社会に良いことをする

柳井一海氏が語る事業哲学と成長戦略

事業を通じて世の中を良くしたいと本気で考えているのがファーストリテイリングです。社会の変化を敏感に捉え、あらゆる事業活動において「真・善・美」を大切にして、世界で一番良いやり方を追求し、事業を成長させます。そして、我々の成長が、より良い未来の創造に直結することをめざします。そのために創業家の一員として、取締役として、責務を全うします。

UNIQLOブランドスローガン

Simple Made Better

理念に基づく具体的な取り組み

ブランドアクション

ファーストリテイリングのグローバル店舗数

3,562店舗

「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」という変革志向のMVVが、3,562店舗のグローバル展開を推進。LifeWearという普遍的な価値提案が文化を超えて受容されています。

ブランドアクション

グローバル新規オープン店舗数(2024年8月期)

181店舗

1年で181店舗の新規出店は、「世界を変えていく」というMVVの実行速度を示しています。グローバルMVVが攻めの投資判断を後押ししています。

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ZOZO

MVV・理念体系

企業理念

世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。

経営戦略

MORE FASHION × FASHION TECH ~ ワクワクできる『似合う』を届ける~

Seedlings of Chibaの組織理念

「子どもの「稼ぐ力」が育つまち・千葉の実現」

重点取り組みの目標

持続可能な地域づくりへの貢献

関連する開示データ

ガバナンス

取締役会の多様性強化

N/AN/A

ZOZOの詳細分析を見る

ANAホールディングス

MVV・理念体系

グループ経営理念

安心と信頼を基礎に 世界をつなぐ心の翼で 夢にあふれる未来に貢献します

ANAグループ安全理念

私たちはお互いの理解と信頼のもと確かなしくみで安全を高めていきます

ANAグループ安全理念

安全は経営の基盤であり社会への責務である

2030年目標に向けた変革

2030年に目指す姿の実現に向けた変革

関連する開示データ

ガバナンス

グループ行動指針(ANAʼs Way)におけるチームスピリット

多様性を活かし、真(cid:20,264)に議論し一致して行動します。

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生物多様性の保全への貢献目標

貢献

esg_metric

生物多様性の保全に貢献

貢献

ANAホールディングスの詳細分析を見る

freee

MVV・理念体系

スモールビジネスの存在意義

大胆に、スピード感をもってアイデアを具現化することができるスモールビジネスは、様々なイノベーションを生むと同時に、大企業を刺激して世の中全体に新たなムーブメントを起こすことができる存在

freeeのミッション

スモールビジネスを、世界の主役に。

プラットフォームの実現目標

アイデアやパッションやスキルがあればだれでも、ビジネスを強くスマートに育てられるプラットフォーム

freeeが目指すビジョン

スモールビジネス経営のデファクトスタンダード

freeeの詳細分析を見る

アステラス製薬

MVV・理念体系

アステラスの経営理念とVISIONの全体像

私たちは経営理念の下、世界中の患者さん、医療システムに、より優れた「価値」を提供し、VISIONの実現を目指しています。

企業としての存在意義

世界の人々の健康な人生に貢献する存在であり続ける

アステラスの使命

企業価値の持続的向上

CEOが認識する自身の使命

「患者さんが待っている」ことを常に心に留め、従業員一人ひとりが力を発揮し、One Astellasとして高みを目指す企業文化の醸成

理念に基づく具体的な取り組み

ブランドアクション

アステラス製品を処方された累計患者数

1億5,950万

「世界の人々の健康に貢献する」を実現するグローバル展開の成果。1.6億人の累計患者数は、国境を越えた医薬品アクセスの拡大を示しています。

esg_metric

医薬品アクセスプログラム受益患者数

2,55

未承認地域の患者への早期アクセスプログラムは、グローバルMVVを規制の壁を超えて実践する取り組みです。

アステラス製薬の詳細分析を見る

テーマ横断の示唆

  1. グローバル企業のMVVは、自社の日本的なルーツを活かしつつ、普遍的な価値に昇華させることがポイントです。「共生」「調和」「おもてなし」といった概念は、SDGsの文脈では先進的と評価されます。
  2. MVVの多言語展開では、直訳よりも各言語圏の文化的コンテキストに合わせた意訳が効果的です。ただし、核となるメッセージの統一性は保つ必要があります。
  3. グローバルなMVVを持つ企業は、海外M&A後の統合(PMI)においてもMVVを活用しています。理念の共有が文化統合の基盤となります。
  4. グローバル人材の獲得競争において、明確なパーパスを持つ企業は優位に立てます。特にZ世代の求職者は、企業の社会的使命を重視する傾向があります。

MVVの基礎についてはMVVとは?で詳しく解説しています。

他のテーマで分析する

よくある質問

グローバル企業のMVVにはどのような特徴がありますか?
グローバル企業のMVVは、文化や言語を超えて共感される普遍的な価値を掲げつつ、各地域での実践方法に柔軟性を持たせる傾向があります。英語表現を併記する企業も増えています。
海外展開時にMVVをどうローカライズすべきですか?
MVVの核となるメッセージは統一しつつ、各地域の文化的コンテキストに合わせた表現や具体的な行動指針をローカライズする方法が一般的です。完全な翻訳よりも、意図を伝えることが重要です。
日本企業のMVVはグローバルに通用しますか?
「社会貢献」「共生」といった日本企業特有の概念は、近年のパーパス経営の世界的潮流と合致しており、むしろ先進的と評価される傾向にあります。ただし、抽象的すぎる表現は海外では伝わりにくいため、具体化が重要です。