IT企業のMVV事例(5社)
IT・テクノロジー企業がどのようなミッション・ビジョン・バリューを掲げ、プラットフォームや技術を通じた社会変革を目指しているかを分析します。
IT・テクノロジーのMVV傾向
IT・テクノロジー企業のMVVは、テクノロジーを手段として社会変革や人々の生活向上を掲げる傾向があります。技術の急速な進化に伴い、「何を作るか」ではなく「なぜ作るか」「どんな世界を実現したいか」を示すMVVが、組織の一貫性を保つ羅針盤として機能しています。プラットフォーム企業では「つなぐ」「エンパワーメント」、SaaS企業では「業務変革」「生産性向上」など、技術の先にある体験価値を重視した表現が見られます。
データベース:IT・テクノロジーの上場企業5社のIR/ESGレポートを分析中
掲載企業:5社(随時追加)
抽出ファクト:70,816件
更新頻度:月次更新
企業事例
IT・テクノロジーの代表的な企業のMVVと、理念に基づく具体的な取り組みを紹介します。
マネーフォワード
MVV・理念体系
企業ミッション
お金を前へ。人生をもっと前へ。
マネーフォワードのミッション&ビジョン
ビジネスを前へ。働く人をもっと前へ。
マネーフォワードホームカンパニーのミッションとビジョン
すべての人がお金の悩みをなくし、自分らしく生きられるようにする
スマートキャンプのビジョン
Small Company, Big Business.
マネーフォワードのビジョン
すべての人の、「お金のプラットフォーム」になる。
関連する開示データ
Money Forward LabにおけるAI自動与信機能の開発
AIを活用した自動与信機能の開発
ソニーグループ
MVV・理念体系
プレイステーション®の事業のありたい姿。
最高の遊び場であり続ける
人材理念(人事戦略のフレームワーク)
個を求む・個を伸ばす・個を活かす
事業の進化と新たな価値創造に必要な考え方
多様な価値観を大切にして人々の心を豊かにすること、誰もが安心して暮らせる社会に貢献すること、そして、地球環境を守っていくこと
R&Dミッション
我々の文明を進歩させ、この惑星を持続可能にする
映画事業のビジョン
世界中の人々に向けて、保有するコンテンツIPを軸にワールドクラスの映画やテレビ、ビデオコンテンツをつくり、届け、注力するCommunity of Interestに価値を提供する
SmartHR
MVV・理念体系
SmartHRのコーポレートミッション「well-working」
労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくる。
SmartHRが最終的に実現したい壮大なミッション
well-working
目指す会社像
従業員一人ひとりが希望するポジションで最大限に力を発揮できる会社
プロダクト改善の積み重ねによる長期的な社会課題解決
長期的な社会課題の解決
社会貢献への目標
社会にポジティブな変化をもたらす企業を力強くサポートし、共に良い社会を目指す
理念に基づく具体的な取り組み
タレントマネジメント機能による人的資本経営の推進
人事評価・従業員サーベイ・配置シミュレーションを組み合わせた人的資本経営
「well-working」を掲げるSmartHRは、労務管理SaaSからタレントマネジメントへ拡張し、企業の人的資本経営を技術で支援する方向に進化しています。
BASE
MVV・理念体系
CEOメッセージ:ミッション
僕たちのミッションを追求し続けることが社会から与えられている使命であり、上場企業としての責任であると考えています。
BASEの企業ミッション
Payment to the People, Power to the People.
CaSyのミッション
大切なことを、大切にできる時間を創る。
経済活動への考え方
経済活動とは、個人から始まり、ひとりひとりが幸せになるためのもの
BASEの提供価値
BASEがつくっているのは単なる道具ではない。自分を楽しみながら主体的に生きていく「人生のオーナー」を増やす社会基盤だ。
freee
MVV・理念体系
スモールビジネスの存在意義
大胆に、スピード感をもってアイデアを具現化することができるスモールビジネスは、様々なイノベーションを生むと同時に、大企業を刺激して世の中全体に新たなムーブメントを起こすことができる存在
freeeのミッション
スモールビジネスを、世界の主役に。
プラットフォームの実現目標
アイデアやパッションやスキルがあればだれでも、ビジネスを強くスマートに育てられるプラットフォーム
freeeが目指すビジョン
スモールビジネス経営のデファクトスタンダード
理念に基づく具体的な取り組み
AI年末調整アウトソースサービス
500円/人
「スモールビジネスを、世界の主役に。」を掲げるfreeeが、AIで年末調整を1人500円まで低コスト化。中小企業のバックオフィス負荷を技術で解消する具体例です。
多様な発注・請求管理の統合
1つのプラットフォームで完結
発注から請求まで一気通貫で管理できるプラットフォームは、スモールビジネスが本業に集中できる環境づくりというMVVの実践です。
IT・テクノロジーのMVV策定ポイント
- 技術革新のスピードが速いため、製品ではなく「実現したい世界像」をMVVに据えることで、事業ピボットへの対応力が高まります。
- エンジニア採用の競争が激しい業界では、技術的チャレンジとMVVを結びつけることが人材獲得の差別化要因になります。
- グローバル展開を見据え、文化を超えて共感される普遍的な価値をMVVに含めることが重要です。
- ユーザーデータの取り扱いなど倫理的課題に対して、MVVが判断基準を提供します。
MVVの基礎についてはMVVとは?で詳しく解説しています。
他の業界のMVV事例
よくある質問
- IT企業のMVVにはどのような特徴がありますか?
- IT企業のMVVは、テクノロジーを手段として社会変革や人々の生活向上を掲げる傾向があります。プラットフォーム企業は「つなぐ」「エンパワーメント」、SaaS企業は「業務変革」「効率化」など、技術の先にある体験価値を重視する表現が特徴的です。
- IT企業のMVVと事業戦略の関係は?
- IT企業では技術革新のスピードが速いため、MVVは「何を作るか」ではなく「なぜ作るか」を示す羅針盤として機能します。事業ドメインが変わっても、MVVが一貫していれば組織の方向性を維持できます。
- スタートアップと大手IT企業のMVVの違いは?
- スタートアップは特定の課題解決に焦点を当てた具体的なMVVが多く、大手IT企業はより包括的で社会全体への貢献を掲げる傾向があります。成長フェーズに応じてMVVを進化させている企業もあります。