“われわれの事業の中心には、常に人と自然環境がある”
この思想は、東京エレクトロンのコーポレートブランドロゴの中心に置かれた、生命感あふれる緑色の正方形に象徴されている[1]。半導体という、現代社会のあらゆる神経網を形成する超微細なテクノロジーの世界。その最先端を走り続ける巨大企業が、自らの存在意義の中心に「人」と「自然」を据えているという事実は、一見すると逆説的に響くかもしれない。
2023年、半導体市場は5,268億米ドル規模に達し[2]、2030年には1兆米ドルを超える巨大市場へと成長することが予測されている[3]。このデジタル化とデータ社会の爆発的な進化を、根底から支えているのが半導体製造装置(SPE)だ。そして、そのSPE市場において、東京エレクトロンは圧倒的な存在感を放つ。成膜、塗布・現像、エッチング、洗浄という半導体製造のキープロセスにおいて、4つすべての製品群を持つ世界で唯一のメーカー[4]。次世代技術の要であるEUV露光用塗布・現像装置では、市場シェア100%[5]を誇る。その技術力は、23,000件を超える特許保有件数[6]という数字にも表れている。
財務的にもその強さは際立つ。2024年3月期の売上高は1兆8,305億円[7]に達し、厳しい市場環境下でも24.9%という高い営業利益率[8]を維持。ROE(自己資本利益率)は21.8%[9]と、資本効率の高さも証明している。時価総額は東京証券取引所プライム市場で第3位[10]、PBRは10倍以上[11]という市場からの高い評価は、同社の現在の収益力だけでなく、未来への大きな期待を物語っている。
しかし、これらの輝かしい数字の裏にある、東京エレクトロンの真の強さの源泉とは何なのだろうか。それは、単なる技術的優位性や市場シェアだけでは説明がつかない。本稿では、同社の企業理念体系、ESG経営、そして人的資本経営という三つの側面を深掘りし、それらが分かちがたく結びつき、一つの壮大な価値創造の物語を紡ぎ出している様を解き明かしていく。
1963年の創立[6]から60年以上の時を経て、なぜ東京エレクトロンは成長を続け、業界のリーダーとして君臨できるのか。その答えは、「最先端の技術と確かなサービスで、夢のある社会の発展に貢献します」[12]という、創業以来変わらぬ羅針盤に隠されている。これは、技術革新の先に、常に「人々の暮らしを豊かにする」[13]未来を見据える、揺るぎない哲学の物語である。
第一部 理念の源流と進化ー「夢のある社会」への羅針盤
企業のDNAは、その理念に宿る。東京エレクトロンの強靭な企業文化と持続的な成長を理解するためには、まずその経営の根幹をなす理念体系[1]を解き明かす必要がある。同社の理念は、単なる壁に掲げられた美辞麗句ではない。それは、日々の意思決定から長期的な経営戦略、そして社員一人ひとりの行動に至るまで、あらゆる企業活動に生命を吹き込む、生きた羅針盤として機能している。
揺るぎなき北極星ー基本理念とビジョン
東京エレクトロンの理念体系は、企業の存在意義(Purpose)を示す「基本理念(Mission)」、中長期的に実現したい事業像である「ビジョン(Vision)」、そして社員が遵守すべき価値観「TEL Values」という階層構造で成り立っている[14]。
その頂点に輝く北極星が、基本理念だ。「最先端の技術と確かなサービスで、夢のある社会の発展に貢献します」[12]。この一文には、同社の事業の本質と社会における役割が集約されている。ここで重要なのは、「最先端の技術」と「確かなサービス」が並列で語られ、その目的が「夢のある社会の発展への貢献」と明確に定義されている点だ。
技術オリエンテッドな企業にありがちな「技術のための技術」に陥ることなく、常にその技術が社会にどのような価値をもたらすのかを問い続ける姿勢。これが、東京エレクトロンが60年以上にわたり、時代の変化に対応し、ステークホルダーからの信頼を勝ち得てきた根源と言えるだろう。コーポレートメッセージである「Technology Enabling Life」[15](日本語訳「テクノロジーで、人々の暮らしを豊かに」[13])は、この基本理念を現代的な言葉で表現したものに他ならない。
この基本理念を、より具体的な事業像として示したものがビジョンである。「半導体の技術革新に貢献する夢と活力のある会社を目指します」[16]。ここには二つの重要な要素が含まれている。一つは「半導体の技術革新への貢献」。これは、自社の事業ドメインを明確にし、その領域で世界をリードするという強い意志の表れだ。そしてもう一つが「夢と活力のある会社」。これは、企業を構成する「人」に焦点を当てた言葉であり、社員がいきいきと働ける環境こそが、技術革新を生み出す土壌であるという思想を示唆している。
このビジョンは、近年経営学で注目される「CSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)」の考え方[16]と深く共鳴する。自社の専門性(半導体技術)を活かして社会課題(デジタル化と地球環境保全の両立など)を解決し、それによって経済的価値と社会的価値を同時に創出する。東京エレクトロンの経営は、まさにこのCSVを地で行くものだ。
行動を司るDNAー五つのTEL Values
理念やビジョンがいかに崇高であっても、それが組織の隅々にまで浸透し、日々の行動に結びつかなければ意味をなさない。その「翻訳機」であり「実行エンジン」の役割を果たすのが、「TEL Values」である[17]。これは「誇り」「チームワーク」「オーナーシップ」「チャレンジ」「自覚」という五つの価値観から構成される。
1. 誇り(Pride): 「私たちが、自らが誇りをもてる高い価値をもった製品・サービスを提供します」[18]。これは、自社の仕事に対するプロフェッショナリズムと品質への徹底したこだわりを示す。同社が掲げる「Best Products, Best Technical Service」[19]という提供価値は、この「誇り」という価値観に裏打ちされている。顧客満足度調査で「大変満足」「満足」の回答が100%[20]という驚異的な数字は、この価値観が現場レベルで実践されている証左だろう。
2. チームワーク(Teamwork): 「私たちは、お互いを認め合い、チームワークを大切にします」[21]。半導体製造装置という極めて複雑なシステムを開発・製造・提供するには、多様な専門性を持つ人材の協働が不可欠だ。オープンに意見を交わし、風通しの良い職場をつくること、そしてビジネスパートナーとも信頼関係を築くことを重視するこの価値観は、グローバルに広がる組織とサプライチェーンを一つに束ねる求心力となっている。
3. オーナーシップ(Ownership): 「私たちが、オーナーシップをもって、考え抜き、やり抜き、やり遂げます」[22]。これは、社員一人ひとりに当事者意識を求める価値観だ。指示待ちではなく、自ら問題意識を持ち、情熱と責任感をもって課題に取り組む。この文化が、変化の激しい半導体業界で迅速な意思決定と実行を可能にしている。
4. チャレンジ(Challenge): 「私たちは、世界No.1を目指し、新しいこと、人のやらないことにチャレンジします」[23]。EUV露光用塗布・現像装置で市場シェア100%[5]を達成したのも、このチャレンジ精神の賜物だ。重要なのは「失敗に対して寛容であるとともに、そのプロセスと結果から学ぶことを重視します」という一文。挑戦を奨励し、失敗を許容する文化が、革新的な技術を生み出す土壌となっている。2025年3月期からの5年間で研究開発に1.5兆円以上[24]、設備投資に7,000億円以上[25]を投じるという大胆な計画も、この価値観がなければ成り立たない。
5. 自覚(Self-Awareness): 「私たちは、社会の一員としての自覚をもち、責任のある行動をします」[26]。法令遵守はもちろんのこと、安全、健康、地球環境への配慮を最優先に考える姿勢を示す。これは、同社のESG経営の根幹をなす価値観であり、事業活動を通じて社会からの信頼を得るための基盤となっている。
これら五つのTEL Valuesは、単なる行動規範リストではない。それぞれが相互に関連し、一つの有機的なシステムとして機能している。「誇り」が品質へのこだわりを生み、「チームワーク」が組織力を高め、「オーナーシップ」が個々の能力を最大限に引き出す。そして、「チャレンジ」精神が革新を促し、それを「自覚」という倫理観が支える。この循環こそが、東京エレクトロンの持続的な価値創造の原動力なのである。
この理念体系は、決して静的なものではない。時代や社会の変化に応じて、その解釈や重点は進化を続ける。しかし、その根底にある「夢のある社会の発展に貢献する」という核は、創業以来、一度も揺らいでいない。この一貫性と適応性の両立こそが、東京エレクトロンの理念経営の神髄と言えるだろう。
第二部 ESG経営の実践ー技術力でサステナブルな未来を拓く
東京エレクトロンにとって、ESG(環境・社会・ガバナンス)経営は、社会貢献活動という位置づけではない。それは、企業理念である「夢のある社会の発展への貢献」を具現化するための、事業戦略そのものである。同社は、自社の技術力と事業活動を通じて、気候変動や資源循環、人権、サプライチェーンの健全性といった地球規模の課題解決に挑んでいる。その取り組みは、理念に基づいた長期的な視点と、具体的な数値目標に裏打ちされた実行力によって特徴づけられる。
環境(E)ーネットゼロへの挑戦とE-COMPASS
気候変動は、人類共通の喫緊の課題である。半導体産業は、その製造プロセスで多くのエネルギーと資源を消費する一方で、省エネルギー社会を実現するキーデバイスを供給するという二つの側面を持つ。このジレンマに対し、東京エレクトロンは真正面から向き合っている。
その象徴が、長期環境目標「ネットゼロ」の達成時期を、当初の2050年から2040年へと10年も前倒ししたことだ[27]。これは、TEL Valuesの「チャレンジ」[23]精神を体現する野心的な目標設定であり、業界のリーダーとしての強い意志を示すものだ。
この目標達成に向けたアクションは具体的かつ多岐にわたる。まず、自社の事業活動における環境負荷低減だ。事業所における再生可能エネルギーの使用比率は、グローバルで90%[28]、日本では100%[29]を達成している。これにより、自社のCO2排出量は2019年3月期比で75%削減[30]という目覚ましい成果を上げた。スコープ1(直接排出)とスコープ2(間接排出)の合計排出量は、2024年3月期で43千t-CO2[31]にまで抑制されている。
しかし、同社の視線は自社内だけに留まらない。バリューチェーン全体での排出量、特にスコープ3(その他の間接排出)の削減にこそ、真の挑戦があることを理解している。同社のスコープ3排出量は11,829千t-CO2[32]にのぼり、その中でも「カテゴリ11:販売した製品の使用」が8,068千t-CO2[33]と大半を占める。これは、同社の装置が顧客の工場で稼働する際に消費するエネルギーに起因する。
この最大の課題に対する答えが、同社独自の環境取り組み「E-COMPASS」だ。これは、製品のライフサイクル全体で環境負荷を低減するための設計思想であり、装置のプロセス性能と環境性能を両立させること[34]を目的としている。つまり、より高性能な半導体を、より少ないエネルギーと資源で製造できる装置を開発すること。これこそが、東京エレクトロンの技術力が社会課題解決に直結する瞬間だ。
その成果は、具体的な技術革新として結実している。例えば、3D NANDメモリの高積層化に対応する新しいエッチング技術の開発。この新技術は、従来比で地球温暖化係数を84%も削減することに成功した[35]。これは、顧客の生産性向上とコスト削減に貢献すると同時に、地球環境への負荷を劇的に低減する、まさにCSV[16]の実践例である。同社は、ウェーハ1枚当たりのCO2排出量を2022年3月期比で55%削減するという目標[36]を掲げ、すでに24%の削減を達成している[37]。
さらに、E-COMPASSの思想はサプライチェーン全体にも拡張されている。2024年3月に開催された「TELE-COMPASS Day 2024」には、約900名[38]の取引先が参加し、環境に関する取り組みを共有した。また、「TELパートナーズデイ」では、E-COMPASS活動に貢献した取引先3社を表彰する[39]など、サプライヤーとのパートナーシップ[40]を通じてエコシステム全体のサステナビリティ向上を目指している。
TCFD提言への賛同[41]やTNFDフォーラムへの参加[42]など、国際的なフレームワークに沿った情報開示にも積極的だ。1.5℃シナリオではエネルギーコスト増加のリスクを「High」と評価[43]するなど、気候変動がもたらすリスクと機会を冷静に分析し、経営戦略に織り込んでいる。
社会(S)ー信頼で繋ぐサプライチェーンと品質への誓い
企業の社会的責任は、環境問題への対応だけではない。事業活動に関わるすべての人々の人権を尊重し、安全で公正な労働環境を確保すること、そして社会の基盤となる品質と安全を徹底することが求められる。東京エレクトロンは、グローバルに広がる複雑なサプライチェーンの隅々にまで、その責任の網を張り巡らせている。
その基盤となるのが、2015年に加盟したRBA(Responsible Business Alliance)[44]と、2013年に署名した国連グローバル・コンパクト(UNGC)[45]である。これらの国際規範に則り、同社は「労働」「環境」「安全衛生」「倫理」「マネジメントシステム」の各分野で高い基準を自社だけでなくサプライヤーにも求めている。
人権デューデリジェンスの取り組みは徹底している。2024年3月期には、国内外のグループ会社12社に加え、資材、人材、通関などに関わるサプライヤー約690社を対象に、RBAの監査基準に基づく調査を実施した[46]。この調査を通じて、サプライチェーンにおける人権リスクを特定し、是正措置を講じている。例えば、取引先における「労働時間と連続勤務」や「苦情処理メカニズム」といった課題に対し、是正アクションが「実施済み」[47][48]であることが報告されている。
サプライチェーンのレジリエンス強化も重要なテーマだ。事業継続計画(BCP)の一環として、調達品の生産拠点をデータベース化し、その登録拠点数は約32,000拠点[49]に及ぶ。災害発生時には迅速に被災状況を調査し(2024年3月期には3回実施[50])、サプライヤーと協働で復旧にあたる体制を構築。これは、不安定な世界情勢の中で、顧客への安定供給責任を果たすための生命線である。
そして、東京エレクトロンの社会に対する最大の貢献の一つが、「品質」への揺るぎないコミットメントだ。同社の品質方針は「品質優先」[51]という言葉に集約される。これは、一時的なコスト増よりも品質の安定を優先するという明確な意思表示だ。この方針を具現化するのが、「フロントローディングと自工程保証」[51]という考え方である。開発・設計の初期段階(フロントローディング)で徹底的に品質をつくり込み、すべてのプロセスで担当者が自らの工程の品質を保証(自工程保証)する。これにより、後工程での手戻りをなくし、結果的に開発スピードと効率を高める「Shift Left」[52]を推進している。
この品質へのこだわりは、顧客からの絶大な信頼に繋がっている。世界で稼働する同社装置は約92,000台[6]にのぼり、この世界最大の出荷実績を通じて培われた顧客との信頼関係こそが、同社の最大の強みの一つだ。顧客満足度調査で「大変満足」「満足」が2年連続で100%[20][53]という結果は、その信頼の厚さを物語っている。
ガバナンス(G)ー実効性の追求と透明性の確保
持続的な成長を支える土台は、健全で実効性の高いコーポレート・ガバナンスである。東京エレクトロンは、監査役会設置会社という機関設計のもと、取締役会の監督機能の強化と経営の透明性確保に継続的に取り組んでいる。
特筆すべきは、2016年[54]から毎年実施している取締役会の実効性評価だ。これは、外部専門家の分析も交え、取締役会の構成、運営、審議内容などを多角的に評価し、課題を特定して改善につなげるPDCAサイクルである[55]。2024年3月期の評価では、取締役会は総じて高い実効性を担保しながら有効に機能していると結論づけられた[56]。一方で、「中長期成長戦略に対する目線合わせと戦略的な議論のさらなる充実」[57]といった今後の課題も明確にし、改善への取り組みを継続する姿勢を示している。取締役の平均出席率が99.09%[58]という高さも、議論への真摯な姿勢を裏付けている。
取締役会の構成にも改革のメスを入れている。社外取締役比率を3分の1以上[59]とすることを基本とし、将来的には過半数(7名中4名)[59]とすることも視野に入れるなど、監督機能の独立性向上に意欲的だ。また、各取締役・監査役が持つスキルを「スキルマトリックス」として開示し、企業経営[60]や半導体市場[61]、法務・リスクマネジメント[62]など、多様な専門性が確保されていることを示している。
リスクマネジメント体制も大きく強化された。2024年4月には、CEO直轄の戦略部門として「コーポレート企画&リスクマネジメント推進室(CPRO)」を新設[63]。これにより、エンタープライズ・リスクマネジメント(ERM)をグループ全体で推進する体制を整えた。また、2023年3月期からはGRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)ツールを導入[64]し、リスク評価や対応策をグローバルで可視化・情報連携する仕組みを構築。DXを活用した先進的なリスク管理は、複雑化する事業環境において不可欠だ。
コンプライアンス遵守と倫理的な企業文化の醸成にも力を注ぐ。内部通報窓口には2024年3月期に110件[65]の通報・相談が寄せられ、そのうち16件[66]がコンプライアンス違反と認定された。主な内容はハラスメントを含む職場環境に関するものであり、同社はこれらの事案に真摯に対応している。通報内容の内訳(職場環境38%[67]、パワハラ20%[68]など)を詳細に開示する姿勢は、経営の透明性を高め、自浄作用を促す上で極めて重要である。
東京エレクトロンのESG経営は、理念を実践するための具体的なアクションプランであり、事業と不可分に統合されている。環境への配慮は技術革新のドライバーとなり、社会への責任は強靭なサプライチェーンと顧客からの信頼を築き、そして健全なガバナンスはそれらすべての活動を持続可能なものにする。この統合的なアプローチこそが、同社を未来へと導く強力なエンジンとなっているのだ。
第三部 人的資本経営の真髄ー「社員は価値創出の源泉」
「企業の成長は人。社員は価値創出の源泉」[6]。この言葉は、東京エレクトロンの経営哲学の中心を貫く信念である。同社にとって、17,702名[69]の従業員は、単なる労働力ではなく、イノベーションを生み出し、企業価値を創造する源泉そのものだ。この思想に基づき、同社は社員一人ひとりの能力を最大限に引き出し、いきいきと活躍できる環境を構築するための「やる気重視経営」を推進している。その核心は、多様性の尊重(DE&I)、エンゲージメントの向上、そして成長機会の提供にある。
多様性が革新を生むーONE TEL, DIFFERENT TOGETHER™
半導体技術のフロンティアを切り拓くには、多様な視点とアイデアの融合が不可欠だ。東京エレクトロンは、「ONE TEL, DIFFERENT TOGETHER™」[16]というスローガンのもと、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)を経営の重要課題と位置づけている。特に、3G、すなわちGlobal(国籍)、Gender(性別)、Generation(世代)を大きなテーマとして、具体的な施策を展開している。
その象徴的な取り組みが、2024年1月に世界中のグループ社員を対象に開催された「DE&I Week」[70]だ。このイベントでは、VRを活用して他者の立場を体験する研修や、女性エンジニア交流会、男性育休推進イベント、アンコンシャスバイアスに関する講演会など、計15もの多様なプログラムが実施された。これは、DE&Iを頭で理解するだけでなく、体感し、自分ごととして捉えるための革新的な試みだ。
女性活躍推進は、特に重点的に取り組まれている分野の一つだ。自主参加で約160名[71]の女性社員が集った「キャリアデザインセミナー for Women」では、セルフリーダーシップや自分軸に基づくキャリアデザインを学ぶ機会が提供された。また、2021年からはNPO法人との連携プログラム[72]に社員を派遣し、社外の多様な環境での経験を通じて、管理職への挑戦意欲を高める支援も行っている。
こうした取り組みの成果は、徐々に数字にも表れ始めている。しかし、道半ばであることも事実だ。女性管理職比率は、グローバルで6.3%[73]、日本国内では3.1%[74]というのが2024年3月期の現状だ。同社は、2027年3月期までにグローバルで8.0%[75]、日本で5.0%[75]という明確な目標を掲げており、その達成に向けたさらなる努力が期待される。
LGBTQ+に関する取り組みも先進的だ。2021年4月には相談窓口を設置[76]し、2022年10月には同性パートナーを慶弔関係の適用対象とするなど、制度面(ソフト)の拡充を着実に進めている。今後は設備面(ハード)の充実も目指しており、すべての社員がいきいきと働ける環境づくりへのコミットメントは揺るぎない。
やる気を引き出す環境ーエンゲージメントとウェルビーイング
社員のエンゲージメント、すなわち仕事への熱意や貢献意欲は、企業の生産性や創造性と直結する。東京エレクトロンは、社員の「やる気」を科学的に測定し、向上させるための仕組みを構築している。
その中核となるのが、2016年3月期から定期的に実施している「グローバル・エンゲージメント・サーベイ」[77]だ。このサーベイを通じて組織の課題を可視化し、改善アクションにつなげるサイクルを回し続けている。その結果、2023年3月期のサーベイでは、エンゲージメントスコアが初回(2016年3月期)比で18ポイントも上昇[78]するという顕著な改善が見られた。
この高いエンゲージメントを支えているのが、働きがいのある職場環境だ。グローバルでの社員定着率は97.5%[79]、日本国内に限れば98.8%[80]という驚異的な高さを誇る。この数字は、社員が会社に対して強い帰属意識と満足感を抱いていることの何よりの証拠だろう。
ワーク・ライフ・バランスの推進にも積極的だ。日本国内の有給休暇取得率は80.6%[81]と、目標としていた80%以上[82]を達成。さらに、勤続5年ごとに2週間から1カ月の特別休暇が付与されるリフレッシュ休暇制度も設けられており、2024年3月期にはグローバルで1,457名[83]がこの制度を利用して心身をリフレッシュしている。
社員の心身の健康を経営課題と捉える「健康経営」も推進している。経済産業省と日本健康会議が選定する「健康経営優良法人」に5年連続[84]で認定されていることは、その取り組みが高く評価されていることを示している。各種健康診断や産業医による面談はもちろん、社外カウンセラーによるカウンセリング機会の提供など、メンタルヘルスケアにも注力している。
「やる気重視経営」の5つのポイント[6]の一つに「成果に対する公正な評価とグローバルに競争力のある報酬」[6]が掲げられているように、社員の貢献に報いる制度もエンゲージメントの重要な要素だ。公正な人事評価[85]を通じて、社員のモチベーションを高め、持続的な成長を促している。
成長を支え、未来を創るー人材育成とキャリア開発
東京エレクトロンの競争力の源泉は、全従業員の68.1%[86]を占める優秀なエンジニアをはじめとする人材だ。彼らの専門性と創造性をいかに高め、次世代のリーダーを育成していくか。同社の人材育成戦略は、極めて戦略的かつ長期的視点に立っている。
社員一人ひとりに対し、キャリア形成やスキルアップのための多様な機会[87]を提供している。全社員が受講を強く推奨される「Safety, Quality, and Compliance」研修[88]のような基礎的なものから、専門性を高める高度な技術研修、リーダーシップを養うマネジメント研修まで、その内容は幅広い。
特に注目すべきは、次世代の経営人材育成への注力だ。2024年4月から導入された「ディビジョンオフィサー制度」[89]は、その象徴である。従来のコーポレートオフィサーが本部長を兼務する体制を改め、次世代経営人材を中心とするディビジョンオフィサーが各本部の業務執行を統括する。これにより、CEOと視座を共有しながら経営経験を積ませ、計画的に後継者候補を育成していく狙いがある。これは、取締役会の実効性評価で課題として挙がった「後継者計画」に対する具体的な回答でもある。
同社の視線は、社内の人材育成だけに留まらない。半導体業界全体の持続的な発展を見据え、未来を担う人材の育成にも貢献している。2023年には、日米の大学が連携する人材育成・研究開発パートナーシップ「UPWARDS」へ参画[90]。産学官連携[16]を通じて、業界全体の発展に貢献するという、リーディングカンパニーとしての強い自覚がうかがえる。
東京エレクトロンの人的資本経営は、「社員はコストではなく、価値創造の源泉である」という一貫した哲学に基づいている。多様な人材が、心身ともに健康で、公正に評価され、成長を実感しながら働ける環境を整えること。それこそが、持続的な技術革新と企業成長を実現するための最も確実な投資であると、同社は確信しているのだ。
第四部 統合された価値創造モデルー理念が紡ぐ未来への螺旋
これまで、東京エレクトロンの企業理念、ESG経営、人的資本経営を個別に分析してきた。しかし、同社の真の強さは、これら三つの要素がそれぞれ独立して機能しているのではなく、一つの統合された「価値創造モデル」[91]として有機的に連携し、相互に作用し合いながら、企業価値を螺旋状に高めている点にある。
このモデルの起点であり、すべての活動を方向づけるのが、企業理念、特に「夢のある社会の発展に貢献します」[12]というパーパスだ。この揺るぎない北極星が、短期的な利益追求に陥ることなく、長期的な視点での価値創造へと企業を導く。
理念から生まれるESGと人的資本へのコミットメント
「夢のある社会」とは、言うまでもなくサステナブルな社会である。この理念があるからこそ、気候変動対策や人権尊重といったESG課題への取り組みは、外部からの要請に応えるための受動的な活動ではなく、自らの存在意義を全うするための能動的な戦略となる。ネットゼロ目標を2040年へ前倒し[27]するという大胆な決断は、この理念的動機付けなくしてはあり得ないだろう。
同様に、「社員は価値創出の源泉」[6]という思想も、ビジョンに掲げる「夢と活力のある会社」[16]の実現に不可欠な要素として位置づけられる。社員のエンゲージメント[92]を高め、多様な人材が活躍できる環境を整えることは、単なる福利厚生ではなく、イノベーションを生み出し、企業を成長させるための最重要戦略となるのだ。
ESGと人的資本が駆動する事業競争力
ESGと人的資本への投資は、コストではなく、事業競争力を強化するための源泉となる。
環境(E)への取り組み、特に製品の環境性能を追求する「E-COMPASS」は、顧客にとっての価値創造に直結する。消費電力が少なく、環境負荷の低い製造装置は、顧客の製造コスト削減とサステナビリティ目標の達成に貢献する。これは、環境価値と経済価値を両立させる強力な差別化要因だ。新技術による地球温暖化係数84%削減[35]は、その最たる例である。
社会(S)への取り組み、特にサプライチェーンマネジメントと品質管理は、事業の安定性と信頼性を担保する。強靭なBCP体制[49]は顧客への供給責任を果たし、「品質優先」[51]の徹底は顧客満足度100%[20]という絶対的な信頼を生む。これらは、顧客が東京エレクトロンを「唯一無二の戦略的パートナー」[93]として選び続ける理由そのものである。
そして、人的資本への投資は、イノベーションのエンジンを駆動させる。DE&Iの推進によって多様な知見が結集し、高いエンゲージメントを持つ社員がオーナーシップ[22]を発揮することで、これまでになかったアイデアが生まれる。エンジニア比率68.1%[86]という技術者集団が、いきいきと「チャレンジ」[23]できる文化こそが、23,000件を超える特許[6]という知的財産を生み出す土壌なのだ。
事業の成功が理念の実現を加速させる
こうして生み出された事業競争力は、卓越した財務パフォーマンスとなって結実する。売上高1兆8,305億円[7]、営業利益率24.9%[94]という高い収益性は、さらなる未来への投資を可能にする。
創出されたキャッシュフローは、まず研究開発へと再投資される。2024年3月期には2,028億円[95]が投じられ、今後5年間では1.5兆円以上[24]という巨額の研究開発投資が計画されている。これにより、さらに革新的な「Best Products」[19]が生まれ、半導体の技術革新をリードし続けることができる。
同時に、利益は社員へと還元される。グローバルに競争力のある報酬[6]や、DE&I Week[70]、キャリア開発プログラム[87]といった人的資本への投資は、社員のエンゲージメントをさらに高め、組織の活力を増幅させる。
そして、利益の一部は配当(2024年3月期の連結配当性向は50.1%[96])として株主に還元され、また社会貢献活動(社会貢献支出額533百万円[97])を通じて社会へと還元される。
このように、東京エレクトロンの価値創造は、 「理念(パーパス)」→「ESG・人的資本への投資」→「事業競争力の強化(Best Products & Best Technical Service)」→「財務パフォーマンスの向上」→「理念実現のための再投資」 という、正のスパイラルを描いて上昇していく。これは、すべてのステークホルダー(顧客、社員、取引先、株主、社会)とのエンゲージメント[98]を重視し、共に価値を創造していくという思想に貫かれている。
この統合された価値創造モデルこそが、東京エレクトロンが変化の激しい半導体業界で60年以上にわたり成長を続け、未来に向けても力強く進化し続けることができる、真の理由なのである。
結論ー技術と理念の先に、夢のある社会を
東京エレクトロンの物語は、半導体という無機質なシリコンウェーハの上に、いかにして人間的な価値と持続可能な未来を刻み込むことができるか、という壮大な問いに対する一つの答えを示している。
その強さの源泉は、EUV露光装置の圧倒的なシェア[5]や、1.5兆円[24]という巨額の研究開発投資計画といった、目に見える数字だけに集約されるものではない。真の競争優位性は、1963年の創業以来、一貫して受け継がれてきた「夢のある社会の発展に貢献する」[12]という揺るぎない理念にある。
この理念が羅針盤となり、ESG経営と人的資本経営を、コストや義務ではなく、未来を創造するための戦略的投資として位置づけてきた。
- ESG経営は、技術力をもって地球規模の課題解決に挑むという「チャレンジ」[23]の実践であり、社会の一員としての「自覚」[26]の表明である。
- 人的資本経営は、「社員は価値創出の源泉」という信念のもと、多様な個々人が「誇り」[18]をもって「オーナーシップ」[22]を発揮し、「チームワーク」[21]で偉業を成し遂げるための土壌づくりである。
これら三つの要素が分かちがたく結びつき、互いを高め合うことで、東京エレクトロンは持続的な価値創造のサイクルを回し続けている。
もちろん、その道のりは平坦ではない。米中対立に象徴される地政学リスク[99]の増大、グローバルでの熾烈な技術開発競争、そしてさらなるDE&Iの推進という社内の課題など、乗り越えるべき壁は数多く存在する。
しかし、同社はこれらのリスクを冷静に分析し、実効性の高いガバナンス[56]と強靭なリスクマネジメント体制[63]のもとで、着実に対応を進めている。
2030年に1兆ドル市場[3]へと向かう半導体産業。その巨大な潮流の中心で、東京エレクトロンはこれからも技術の舵を取り続けるだろう。だが、その視線の先にあるのは、単なる市場シェアや利益の数字ではない。コーポレートロゴの中心にある緑色の正方形が象徴するように[1]、その事業の中心には常に「人」と「自然」がある。
技術革新を通じて、より豊かで、より公平で、より持続可能な「夢のある社会」を築くこと。その壮大なビジョン[16]こそが、この見えざる巨人を未来へと突き動かす、尽きることのないエネルギーの源泉なのである。すべてのステークホルダーに愛され、高く信頼される企業であり続けるために[16]、東京エレクトロンの挑戦と進化の物語は、これからも続いていく。
▶出典(99件)
- 企業理念(p.2)
- 半導体市場規模(2023年実績)(p.41)
- 半導体市場規模(2030年予測)(p.41)
- 半導体微細加工のキープロセス数(p.7)
- EUV露光用塗布現像装置のシェア(p.7)
- 従業員数(概算)(p.40)
- 2024年3月期 売上高(p.44)
- 2024年3月期実績 営業利益率(p.10)
- 2024年3月期実績 ROE(p.10)
- 時価総額の東京証券取引所プライム市場での順位(p.9)
- 2024年3月末時点のPBR(株価純資産倍率)(p.9)
- 企業の存在意義(Purpose)や社会的使命(p.4)
- 企業メッセージ(日本語訳)(p.1)
- 東京エレクトロンの企業理念体系(p.4)
- 企業メッセージ「Technology Enabling Life」(p.1)
- 企業目標(p.3)
- 社員一人ひとりが遵守すべき心構えや行動規範、価値観(p.4)
- TEL Values: 誇り(p.4)
- 提供価値:Best Products, Best Technical Service(p.20)
- 顧客満足度調査「大変満足」「満足」回答率(2024.3期)(p.6)
- TEL Values: チームワーク(p.4)
- TEL Values: オーナーシップ(p.4)
- TEL Values: チャレンジ(p.4)
- 5年間での研究開発投資目標(p.9)
- 2024年3月期 設備投資額(p.44)
- TEL Values: 自覚(p.4)
- ネットゼロ目標達成年の前倒し(p.29)
- 事業所における再生可能エネルギー使用比率(2024.3期)(p.6)
- 電力使用割合(日本)2024年度実績(p.45)
- 自社CO2排出量削減率(p.13)
- スコープ1,2(マーケット基準)排出量合計2024年度実績(p.45)
- スコープ3排出量(千t-CO2)2024年度実績(p.45)
- スコープ3排出量(カテゴリ11販売された製品の使用)2024年度実績(p.45)
- E-COMPASSによる環境負荷低減とネットゼロ(p.3)
- 地球温暖化係数削減(新プロセス)(p.17)
- ウェーハ1枚当たりのCO2排出量削減目標(p.10)
- ウェーハ1枚当たりのCO2排出量削減実績(p.10)
- 2024年3月 TELE-COMPASS Day 参加者数(p.27)
- 2023年12月 TELパートナーズデイ表彰企業数(p.27)
- サプライチェーン全体でのパートナーシップ(p.18)
- TCFD提言に基づく情報開示(p.40)
- 気候関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)フォーラムへの参加(p.40)
- 1.5℃シナリオにおけるエネルギーコスト増加リスク評価(p.29)
- RBA(Responsible Business Alliance)への参加(p.40)
- 国連グローバル・コンパクト(UNGC)への参加(p.40)
- 人権デューディリジェンス実施年(p.26)
- 労働時間と連続勤務(取引先)(p.27)
- 苦情処理メカニズム(取引先)(p.27)
- BCPにおける登録拠点数(2024年3月期)(p.31)
- 災害発生時の被災状況調査回数(p.31)
- 品質方針:ステークホルダーとのコミュニケーション(p.31)
- 自工程保証の実施件数(p.31)
- 顧客満足度調査結果(2023年)(p.48)
- 取締役会実効性評価の開始年(p.35)
- 取締役会実効性評価のプロセス(p.35)
- 2024年3月期の評価結果の概要(p.35)
- 取締役会の機能と役割(p.35)
- 取締役会の平均出席率(p.48)
- 取締役会通知事項総数(p.48)
- 取締役・監査役の企業経営スキル(p.36)
- 取締役・監査役の半導体市場スキル(p.36)
- 取締役・監査役の法務・リスクマネジメントスキル(p.36)
- リスクマネジメント体制の構築・実行(p.39)
- GRCツールの導入(p.39)
- 2024年3月期 内部通報・相談件数(p.38)
- 2024年3月期 コンプライアンス違反認定事案数(p.38)
- 2024年3月期 職場環境に関する相談・通報割合(p.38)
- 2024年3月期 パワーハラスメントに関する相談・通報割合(p.38)
- 2024年3月期 従業員数(p.44)
- DE&I Weekの開催年(p.25)
- キャリアデザインセミナー for Women参加者数(p.25)
- NPO法人Winプログラム参加開始年(p.25)
- 女性管理職比率実績(グローバル)(p.10)
- 女性管理職比率実績(日本)(p.10)
- 日本の女性管理職比率(2027.3期目標)(p.24)
- LGBTQ+相談窓口設置年(p.25)
- 従業員エンゲージメントサーベイ開始年(p.25)
- 従業員エンゲージメントスコアの改善幅(p.25)
- 社員の定着率(2024.3期)(p.6)
- 社員の定着率実績(日本)(p.10)
- 有給休暇取得率実績(日本)(p.10)
- 有給休暇取得率目標(p.26)
- リフレッシュ休暇取得者数(グローバル)(p.26)
- 健康経営優良法人認定年数(p.26)
- 公正な人事評価と報酬制度(p.14)
- エンジニア比率(p.13)
- キャリア形成とスキルアップの機会提供(p.14)
- 安全・品質・コンプライアンス研修の時間(p.37)
- 執行体制のさらなる強化と後継者計画の加速(p.35)
- 半導体技術革新をリードする人材輩出(p.25)
- 価値創造モデル(p.2)
- 従業員のエンゲージメント(p.8)
- 差別化ポイント:唯一無二の戦略的パートナー(p.20)
- 2022.3 営業利益率(p.42)
- 研究開発費(2015年度予測)(p.17)
- 年間配当総額(p.13)
- 社会貢献支出額(p.48)
- ステークホルダーとの対話と事業活動(p.14)
- 関連する主なリスク項目:地政学(p.20)
使用データ一覧
| コンテキスト | 年度 | 値 | 出典 |
|---|---|---|---|
企業理念 | 2024年 | 企業理念 | integrated_report.pdf |
半導体市場規模(2023年実績) | 2024年 | 5268 億米ドル | integrated_report.pdf |
半導体市場規模(2030年予測) | 2024年 | 1 兆米ドル超 | integrated_report.pdf |
半導体微細加工のキープロセス数 | 2024年 | 4 つ | integrated_report.pdf |
EUV露光用塗布現像装置のシェア | 2024年 | 100 % | integrated_report.pdf |
従業員数(概算) | 2024年 | 1200 名 | integrated_report.pdf |
2024年3月期 売上高 | 2024年 | 12,089,870 千米ドル | integrated_report.pdf |
2024年3月期実績 営業利益率 | 2024年 | 24.9 % | integrated_report.pdf |
2024年3月期実績 ROE | 2024年 | 21.8 % | integrated_report.pdf |
時価総額の東京証券取引所プライム市場での順位 | 2024年 | 3 位 | integrated_report.pdf |
2024年3月末時点のPBR(株価純資産倍率) | 2024年 | 10 倍以上 | integrated_report.pdf |
企業の存在意義(Purpose)や社会的使命 | 2024年 | 基本理念 | integrated_report.pdf |
企業メッセージ(日本語訳) | 2024年 | テクノロジーで、人々の暮らしを豊かに | integrated_report.pdf |
東京エレクトロンの企業理念体系 | 2024年 | 企業理念体系 | integrated_report.pdf |
企業メッセージ「Technology Enabling Life」 | 2024年 | Technology Enabling Life | integrated_report.pdf |
企業目標 | 2024年 | 皆さまに愛され信頼される企業を目指して | integrated_report.pdf |
社員一人ひとりが遵守すべき心構えや行動規範、価値観 | 2024年 | TEL Values | integrated_report.pdf |
TEL Values: 誇り | 2024年 | 誇り | integrated_report.pdf |
提供価値:Best Products, Best Technical Service | 2024年 | Best Products, Best Technical Service | integrated_report.pdf |
顧客満足度調査「大変満足」「満足」回答率(2024.3期) | 2024年 | 100.0 % | integrated_report.pdf |
TEL Values: チームワーク | 2024年 | チームワーク | integrated_report.pdf |
TEL Values: オーナーシップ | 2024年 | オーナーシップ | integrated_report.pdf |
TEL Values: チャレンジ | 2024年 | チャレンジ | integrated_report.pdf |
5年間での研究開発投資目標 | 2024年 | 1.5 兆円以上 | integrated_report.pdf |
2024年3月期 設備投資額 | 2024年 | 804,709 千米ドル | integrated_report.pdf |
TEL Values: 自覚 | 2024年 | 自覚 | integrated_report.pdf |
ネットゼロ目標達成年の前倒し | 2024年 | 2040 年 | integrated_report.pdf |
事業所における再生可能エネルギー使用比率(2024.3期) | 2024年 | 90 % | integrated_report.pdf |
電力使用割合(日本)2024年度実績 | 2024年 | 100 % | integrated_report.pdf |
自社CO2排出量削減率 | 2024年 | 75 %削減 | integrated_report.pdf |
スコープ1,2(マーケット基準)排出量合計2024年度実績 | 2024年 | 43 千t-CO2 | integrated_report.pdf |
スコープ3排出量(千t-CO2)2024年度実績 | 2024年 | 11829 千t-CO2 | integrated_report.pdf |
スコープ3排出量(カテゴリ11販売された製品の使用)2024年度実績 | 2024年 | 8068 千t-CO2 | integrated_report.pdf |
E-COMPASSによる環境負荷低減とネットゼロ | 2024年 | 装置のプロセス性能と環境性能の両立 | integrated_report.pdf |
地球温暖化係数削減(新プロセス) | 2024年 | 84 %削減 | integrated_report.pdf |
ウェーハ1枚当たりのCO2排出量削減目標 | 2024年 | 55 %削減 | integrated_report.pdf |
ウェーハ1枚当たりのCO2排出量削減実績 | 2024年 | 24 %削減 | integrated_report.pdf |
2024年3月 TELE-COMPASS Day 参加者数 | 2024年 | 900 名 | integrated_report.pdf |
2023年12月 TELパートナーズデイ表彰企業数 | 2024年 | 3 社 | integrated_report.pdf |
サプライチェーン全体でのパートナーシップ | 2024年 | サプライチェーン全体におけるパートナーシップ | integrated_report.pdf |
TCFD提言に基づく情報開示 | 2024年 | 1 枠組み | integrated_report.pdf |
気候関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)フォーラムへの参加 | 2024年 | 1 団体 | integrated_report.pdf |
1.5℃シナリオにおけるエネルギーコスト増加リスク評価 | 2024年 | High | integrated_report.pdf |
RBA(Responsible Business Alliance)への参加 | 2024年 | 1 団体 | integrated_report.pdf |
国連グローバル・コンパクト(UNGC)への参加 | 2024年 | 1 団体 | integrated_report.pdf |
人権デューディリジェンス実施年 | 2024年 | 2024 年3月期 | integrated_report.pdf |
労働時間と連続勤務(取引先) | 2024年 | 実施済み | integrated_report.pdf |
苦情処理メカニズム(取引先) | 2024年 | 実施済み | integrated_report.pdf |
BCPにおける登録拠点数(2024年3月期) | 2024年 | 32,000 件 | integrated_report.pdf |
災害発生時の被災状況調査回数 | 2024年 | 3 回 | integrated_report.pdf |
品質方針:ステークホルダーとのコミュニケーション | 2024年 | ステークホルダーとのコミュニケーション | integrated_report.pdf |
自工程保証の実施件数 | 2024年 | 1 件 | integrated_report.pdf |
顧客満足度調査結果(2023年) | 2024年 | 100.0 % | integrated_report.pdf |
取締役会実効性評価の開始年 | 2024年 | 2016 年 | integrated_report.pdf |
取締役会実効性評価のプロセス | 2024年 | アンケートおよび個別インタビューに基づく、外部専門家による分析結果を踏まえて、社外役員による意見交換会や取締役会において討議を重ね、自己評価を実施 | integrated_report.pdf |
2024年3月期の評価結果の概要 | 2024年 | 取締役会は、取締役会の役割・責務を総じて高い実効性を担保しながら適切に果たしており、指名委員会・報酬委員会を含め有効に機能していると認識しております。 | integrated_report.pdf |
取締役会の機能と役割 | 2024年 | 当社の企業価値向上につなげていく観点から、今後も取締役会の<bos>アジェンダ設定を適切におこない、中長期成長戦略に対する目線合わせと戦略的な議論のさらなる充実を図る | integrated_report.pdf |
取締役会の平均出席率 | 2024年 | 99.09 % | integrated_report.pdf |
取締役会通知事項総数 | 2024年 | 100.0 % | integrated_report.pdf |
取締役・監査役の企業経営スキル | 2024年 | 6 名 | integrated_report.pdf |
取締役・監査役の半導体市場スキル | 2024年 | 5 名 | integrated_report.pdf |
取締役・監査役の法務・リスクマネジメントスキル | 2024年 | 4 名 | integrated_report.pdf |
リスクマネジメント体制の構築・実行 | 2024年 | 2024 年4月 | integrated_report.pdf |
GRCツールの導入 | 2024年 | 2023 年3月期 | integrated_report.pdf |
2024年3月期 内部通報・相談件数 | 2024年 | 110 件 | integrated_report.pdf |
2024年3月期 コンプライアンス違反認定事案数 | 2024年 | 16 件 | integrated_report.pdf |
2024年3月期 職場環境に関する相談・通報割合 | 2024年 | 38 % | integrated_report.pdf |
2024年3月期 パワーハラスメントに関する相談・通報割合 | 2024年 | 20 % | integrated_report.pdf |
2024年3月期 従業員数 | 2024年 | 17,702 人 | integrated_report.pdf |
DE&I Weekの開催年 | 2024年 | 2024 年1月 | integrated_report.pdf |
キャリアデザインセミナー for Women参加者数 | 2024年 | 160 名 | integrated_report.pdf |
NPO法人Winプログラム参加開始年 | 2024年 | 2021 年 | integrated_report.pdf |
女性管理職比率実績(グローバル) | 2024年 | 6.3 % | integrated_report.pdf |
女性管理職比率実績(日本) | 2024年 | 3.1 % | integrated_report.pdf |
日本の女性管理職比率(2027.3期目標) | 2024年 | 5.0 % | integrated_report.pdf |
LGBTQ+相談窓口設置年 | 2024年 | 2021 年4月 | integrated_report.pdf |
従業員エンゲージメントサーベイ開始年 | 2024年 | 2016 年3月期 | integrated_report.pdf |
従業員エンゲージメントスコアの改善幅 | 2024年 | 18 ポイント上昇 | integrated_report.pdf |
社員の定着率(2024.3期) | 2024年 | 97.5 % | integrated_report.pdf |
社員の定着率実績(日本) | 2024年 | 98.8 % | integrated_report.pdf |
有給休暇取得率実績(日本) | 2024年 | 80.6 % | integrated_report.pdf |
有給休暇取得率目標 | 2024年 | 80 %以上 | integrated_report.pdf |
リフレッシュ休暇取得者数(グローバル) | 2024年 | 1,457 名 | integrated_report.pdf |
健康経営優良法人認定年数 | 2024年 | 5 年連続 | integrated_report.pdf |
公正な人事評価と報酬制度 | 2024年 | 公正な人事評価と成果に見合った報酬 | integrated_report.pdf |
エンジニア比率 | 2024年 | 68.1 % | integrated_report.pdf |
キャリア形成とスキルアップの機会提供 | 2024年 | キャリア形成やスキルアップの機会 | integrated_report.pdf |
安全・品質・コンプライアンス研修の時間 | 2024年 | 20 時間 | integrated_report.pdf |
執行体制のさらなる強化と後継者計画の加速 | 2024年 | 従来のコーポレートオフィサーが本部長を兼務する体制を改め、新たにディビジョンオフィサー制度を導入する。これにより、CEOと視座を共有するとともに、次世代経営人材を中心に構成されるディビジョンオフィサーが各本部の業務執行を統括する体制とする | integrated_report.pdf |
半導体技術革新をリードする人材輩出 | 2024年 | 半導体 体の技術革新 | integrated_report.pdf |
価値創造モデル | 2024年 | 23 | integrated_report.pdf |
従業員のエンゲージメント | 2024年 | 従業員のエンゲージメント | integrated_report.pdf |
差別化ポイント:唯一無二の戦略的パートナー | 2024年 | 唯一無二の戦略的パートナー | integrated_report.pdf |
2022.3 営業利益率 | 2024年 | 29.9 % | integrated_report.pdf |
研究開発費(2015年度予測) | 2024年 | 10.5 兆円 | integrated_report.pdf |
年間配当総額 | 2024年 | 1,824 億円 | integrated_report.pdf |
社会貢献支出額 | 2024年 | 533 百万円 | integrated_report.pdf |
ステークホルダーとの対話と事業活動 | 2024年 | ステークホルダーとの対話の機会を積極的に設け、相互コミュニケーションを図り、ステークホルダーからの要請や期待を的確に把握し事業活動を展開 | integrated_report.pdf |
関連する主なリスク項目:地政学 | 2024年 | 地政学 | integrated_report.pdf |
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